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トオサンの桜 散りゆく台湾の中の日本

最近の日本の政治はひどすぎる。アメリカの属国と化し、それなのに中国にも韓国にもご機嫌を伺いながら言いたいことが言えない。ちょっと口をすべらせては、すぐに前言撤回をしたりする。こんな国が武士道の国だろうか?

さっき見たニュースでは500万円の水道代を適切に処理しているという馬鹿げた発言に、毅然と怒る野党の政治家もいない。サムライはもうこの国の政治の世界にはいないみたいだ。

台湾にはそんな日本を心配しているトオサンがたくさんいる。戦前、日本統治時代がよかったと思っているお年寄りが台湾にはたくさんいるのだ。巻末のアンケートは圧巻で、日本に対するメッセージに日本の再生を祈る気持ちが多く載せられている。

台湾独立を応援して欲しい。
今の日本人にはもはや我々の尊敬に値するものがほとんど皆無。なんたることだ。
日本を愛する台湾人を忘れないで。
私の知っている戦前の日本人との開きを埋めてください。
中国政府の顔色をうかがうことなく、日本の魂を示せ。
明治時代の日本人に習ってもっと気骨のある人間に。

…などなど、痛いところをつかれたメッセージが多い。が、こんな風に日本にエールを送ってくれる人たちも徐々に少なくなっている状況だ。

親日国家は今のところパラオと台湾くらいだ。その2カ国どちらも今の日本の状況を憂えている。特にわれわれ中年世代は、戦前の精神に立ち返り、日本の正しい歴史を認識し、毅然としたサムライになるべく行動をおこしていかねばならないだろう。

この本では、サクラにこだわり、個人で20年間黙々とサクラを植え続けてきた台湾の「花咲爺さん」こと王海清さんのインタビューを中心に、多数のトオサン世代(多桑(中国語でトオサンと発音)という映画で描かれた日本統治時代を懐かしむ世代)にインタビューを試みている。変に右左に偏ることなく、現状をレポートしているだけに、真実だろうと感じる。この本を読み進めるにつけ、日本人としてはもっと襟を正して、台湾という国について考えるべきだと思った。

台湾を通して、日本のあり方を考えた時に、僕らは一市民だけれど、王海清さんのように地域を変え、国をも変えて行く力をもてるのではないかと感じる。

トンチンカンな政治家が跋扈する日本だが、僕らの世代があきらめなければ、戦前の日本のように他国から信頼される国になれるような気がするのだ。
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