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中山国交相のどこが失言?

中山国交相が今日辞任するとのニュースが朝刊に掲載されている。

ここ2、3日のテレビ報道で何をひどいことを言ってるのだろうと思っていたが、新聞を良く読むと、いきなり「日教組の子どもは頭が悪い」と言ってるのではなく、(以下読売新聞より抜粋)
日教組の子供なんて、成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い。私はなぜ全国学力テストを提唱したかと言えば、日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。…
教育に問題があった。特に日教組、といっても全員ではなく。中には一生懸命やっている先生もいるが、一部の方々が考えられない行動をとっている。一昨年の教育基本法改正の時も、何百人という先生が国会議事堂をとり巻いて、改悪反対と。…
と言っており、はあナルホドと思ってしまった。全国学力テストってそういう意味もあったのかと逆に感心してしまった。後半では、日教組の一部の先生とわざわざ「一部」と限定して言ってるのに、最初に「日教組の子供なんて」と言うから揚げ足を取られた感じがする。

「日本は単一民族」もひどいことを言うなあと思っていたが、新聞をちゃんと読むと、
外国人を好まないというか、日本はずいぶん内向きな、単一民族と言いますか、やはりまず国を開くというか、心を開かなければなりません。
と言っている。内向きな閉鎖的な国民だから、もっと外国人に心を開いて観光に来てもらいましょうということではないか。

成田空港の「ごね得」も何を言ってるのかと思ったが、
ごね得と言うか、戦後教育が悪かったと思いますが、公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでもというのがなくて、自分さえ良ければという、そういう風潮の中で、なかなか空港拡張もできなかった。
これは三里塚闘争のことだ。いわゆる自己犠牲の精神が戦後の自由ばかりを強調する教育によって破壊され、その戦後教育で生まれた中核派などの極左集団が成田の地主に取り入って空港建設を阻止した事実を言っている。私が大学の頃もこの極左集団が大学内で三里塚闘争について延々とわめくので授業にならない時もあった。ごね得のことではなくて「教育」の話だよこれは。

ということで、問題になっている発言はすべて長い文章の中の一部を取り上げて「日教組の子供は頭が悪い」「日本は単一民族」「成田空港はごね得」と極端に縮めて報道するので問題発言になってしまっている。意図的に報道している感がある。

発言内容すべてを聞けば正論を言っているような気がするし、その発言を撤回する方が余計におかしい。

しかしながら、こうやって発言の一つ一つの言葉尻を取り上げて「失言」と言うのなら政治家はもう何も発言が出来なくなってしまうではないか。世の中に正しいことというのが一つだけあるわけではない。たまたまその人の持論が今のマスコミの考えと違うからと言って辞任に追い込むまで叩きのめす権利がマスコミにあるのだろうか。「正義」の名の下に「失言大臣は悪」と鉄槌を下す前に、真意を議論する場があるべきではないかと思うのだ。

こんなに言論統制が引かれていては戦時中の「非国民」と同様だ。何かをしゃべれば「非国民」扱い。日本はこうやってお互いの足を引っ張り合っている場合ではないのだ。日本国内は一致協力して外交をしていかなければいけない時代なのだ。

誰がこんな風に「失言、失言!」とバカな揚げ足取りばかりをする国民にしたのだろうか? と思った時に、やっぱり戦後教育が問題だったのではないかと中山大臣ではないが思ってしまうのだ。

こんなことで辞任してもらいたくないと思う。徹底的に議論すべきだ。
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