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七人の侍

いまさらながら「七人の侍」を見た。

黒澤映画の代表的な映画ながら、いまだに全編を見たことがなかった。所属している研究会で昨年、企業の意識改革をテーマにした分科会があったが、その題材がこの「七人の侍」だった。再来週に発表があるので頭の中にインプットしておこうと思ってTSUTAYAで借りて来た。だいたいのストーリーは知っていたが、あらためて全編を見て、この映画の完成度の高さに驚嘆した。

野武士集団に作物や女性を巻き上げられていた百姓の村が、侍を雇うことからストーリーが始まる。

侍のリーダーである志村喬を中心に7人それぞれの役割が面白い。百姓たちを戦闘集団にするための戦略、作戦を考えるリーダーだけでなく。その他の侍達はきびしいだけでなく、固くなっている百姓達を笑わせたり、鼓舞したりする役割もあるのだ。それにしてもいろいろな場面で、「プロの仕事とはなにか」ということを考えさせられる。仕事とは、人生とは、侍とは…などなどいろいろ考えさせられることがつまっていた。

世界中に影響を与えた作品であるその理由がよくわかる。戦後それほど時間が経っていない中でこれだけの作品を作れるというのがすごい。

戦闘場面ですべての場所をフォーカスさせる撮影方法をしているということを聞いていたので、注意深く見ていたが、とてもすごい。細部まで焦点があっている。侍が走っている場面では人物にフォーカスしており、非常に躍動感がある。役者も上下動がほとんどなく、とてもスピーディーに走っているのがすごいと感じる。

作品の内容についても、作品の仕上がり具合にしても、「プロとはこういうことだ」ということを教えてくれる映画だ。僕らの仕事はほとんどがまだこの作品の中の「勝四郎」レベルにすぎないと思い知らされる。仕事のプロになるためにはもっともっと死ぬ気で努力しなければ…と、あらためて感じさせられる映画なのである。
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