企業内SNSの話をしながら考えたこと

  • 2011.11.18 Friday
  • 07:51
昨日、企業内SNSの研究会の場で事例紹介をさせてもらった。

話をしながら、企業内SNSのあり方ってどうあるべきなのかな?ってますますわからなくなってきた。

Facebookで友達との繋がりが更に強くなってきているが、これは、人の個性が「つぶやき」の一つひとつにあらわれて、お互いに気持ちというか感情の交流が図れるからだと思う。

「いいね!」っていう承認行為もお互いの関係を近づけることにつながっている。英語の「Like!」より日本語の「いいね!」の方が承認の強さがより強いと思う。

このFacebookはあくまで個人的なつぶやきになってしまうのだけれど、それを会社の仕事の中に活かそうというのが「企業内SNS」の役割だと思う。

タバコ部屋での何気ないやりとり、これが意外に画期的なアイデアを生むことがあるが、このタバコ部屋議論をネット上で仮想的に行うのが企業内SNSの役割だと思う。しかも、知ってる人だけでなくて、知らない人も交えて議論が出来る醍醐味がある。

が、会社組織に「評価」という概念が入ってしまうと、とたんに、個々人の自発的な創造行為を打ち砕いてしまう。

「上の人達が監視しているんじゃないか?」「変な事を書いたら評価に影響するのでは?」といった疑心暗鬼にとらわれ始めると、自由闊達な意見を取り交わすはずの「企業内SNS」本来の働きがなくなり、投稿数が減ってしまう。

企業内SNSの前提条件として、なんでも言える風通しの良さや、現場の改善提案をどんどん受け付ける企業風土が必要だ。

従業員を上から「評価する」ような会社では企業内SNSの本来の役割は発揮出来ない。

そういう会社ではオープンな場では発言せず、グループ内だけの内緒の話になってしまう。「地下に潜る」ことになってしまうのだ。

で、元の議論に戻るが、やはりタバコ部屋を再現するのであれば、全社というオープンな場ではなく、あくまでクローズドな場の方がいいのではという気もするのだ。

全社的な信頼関係を持てて、オープンな企業内SNSで議論が出来るのは、社長が積極的に社員にコミットするベンチャー的な会社であって、大企業などではそれは難しいのかもしれない。

昭和の時代の会社では「改善提案」が年2回くらいあって、優秀提案には「社長賞」が出たりした。

年功序列の安心感ある昇給が保証された上、いい提案をすればちょっとした「ご褒美」も貰えたわけで、従業員のモチベーションが上がらない訳がない。

ここでまた「成果主義」の弊害が頭をもたげて来る。

で、やっぱりいつもと同じ議論になってしまうのだが、いまの日本を変革するには、十七条憲法から始まる日本の「和」の文化の歴史を研究し、もともと日本人の根底にある「話し合い重視の風土」を現代に活かせるようにしなければなとあらためて思う。

社内風土の基盤をどうやって良いものにしていくか。日本人本来の力をどうやって引き出せるのか。

そういうことを真剣に考えなければと、企業内SNSの話をしながら思ったのでした…。
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鈴木さんのブログを読んで、いろいろ考えるところがあった。 企業内SNSの話をしながら考えたこと | Easy-WorkStyle 鈴木さんのいう「研究会の場」には、私も参加していて、社内SNS導入の経緯や取組を伺ったうえでこのブログを拝読しているので、いろいろ考えるところが
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