こんな人をマネージャーにしてはいけない

  • 2011.11.19 Saturday
  • 08:23
昨日、所属している研究会の発表会リハーサルがあった。

その中の一つ「組織マネージメント分科会(通称:もしドラ分科会)」の話はとても興味深かった。特に「マネージャーの資質」に関する話が印象に残った。

ドラッカーの「マネージメント」の中に書かれている話なのだが、こういう本をさらっと読みとばてしまうとなかなか印象に残らない。本を読む時には重点ポイントを深堀りするクセをつける必要があると思った。

で、本に書かれているマネージャーの資質の話だが、それは「真摯さ」ということらしい。「なるほど「真摯さ」ね…。」と言ってしまえばボンヤリとなんとなくわかるのだけど、思考に定着しない。

昨日の発表でここが印象に残ったのは「こんな人をマネージャーにしてはいけない」という題だったからだ。

文の「題」って大事だなぁとあらためて感じた。ということでこのブログのエントリーも「こんな人をマネージャーにしてはいけない」にしました。

◎ドラッカーが指摘する「真摯さの欠如」

1.「強みよりも弱みに目を向ける者」

できないことばかりに気づいて、できることにちっとも目のいかない人。こういう人がマネージャーだとやがて組織の精神を低下させる。減点主義の成果主義ではこんな上司ばかりになる。

2.「何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者」

仕事よりも人を重視することは、ただの感情移入にすぎない。おべんちゃらが出世の近道になってしまうとやがては組織全体を堕落させる。 「あいつは頭がイイ奴だな」とか「良く言うことを聞くなあ」など仕事の本質でなく人で判断するのは未熟な人。定性評価の成果主義だとほとんどこの「ええ奴」が採用され組織は堕落する。

3.「部下に脅威感を持つ者」

自らの仕事に高い基準を設定せず、部下に自分より低い基準を強要する人。部下の仕事の成果が自分の存在を脅かす恐怖から部下の足を引っ張りまくる人。こんな人が上司だと本当に仕事が出来る人の評価が低くなってしまう。こういうのが偉くなるとその人の周りは茶坊主ばかりになる。

発表の中にはほかにも幾つかのパターンが例示されていたが、こんなふうにダメなパターンを明示されると、それぞれのパターンで実際の人達の顔が浮かんだりするので興味深い。

それにしても、こうやって一つのことを深堀りするだけでも、いかに日本の成果主義に問題があるかがわかる。

現代のサラリーマンが感じてる「生きる意味の喪失」はほとんどの原因が「成果主義」にあるのではないかと思う。いつも「評価」ばかりに囚われ、「減給」「降格」の不安に苛まれ、将来の「安心感」を失ってきている。

高度経済成長期にイノベーションが起こったのは、安心安全が保証されていたからだ。

こうした間違った「成果主義」を日本から排除し、イノベーションを起こす人達が溢れた国にして行きたいものだと思う。
コメント
現在の自分が、いかに、ありがたい上司に恵まれて過ごしているか、実感しますね…
>こうした間違った「成果主義」を日本から排除し、イノベーションを起こす人達が溢れた国にして行きたいものだと思う。
私は変な統制・監査・情報開示の3点セットをなくしてほしいと思います。
成果主義以上に、この3点セットによる「監視」の恐怖が、人のやる気を削いでいるような気もしますので。

統制する側、監査する側、情報開示を求める側がアホだと、ロクなことがないわけで。。。
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