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IT部門に必要な能力は「国語」?

今日のSIAの分科会では、IT部門の役割について議論した。

ユーザ部門の要求を聴いてすぐに(2、3日で)システム化するのが良いとする話があり、「ん?…!?(・_・;? 何々?」って感じ全くわからなかったのだけど、聞いているうちに、メーカーの生産現場などでは日々の改善をいち早くシステム化する方が会社にとっても、現場にとっても効果があるような気がしてきた。

今までのシステム開発はあまりにも上流工程が長く、テストもやり過ぎで全体のコストがものすごくかかっていたが、考えてみれば、システムのリプレース以外は修繕である。TV番組のビフォアアフターのように壁を取り壊して基礎工事もやり直して家全体を作り変えるようなことはあまりない。せいぜいドアを増やしたり、一部屋増築するって感じだ。

それならば、ニーズはわかっているわけだから、要件定義にそんなに時間を費やす必要はない。もちろん、必要な柱まで抜くような増築は出来ないので、その辺りはIT部門が調整する必要がある。

高速に作って、現場にいち早く使ってもらうというサイクルを回して行くのが良さそうだ。これこそアジャイル開発だと思う。

メーカーの工場などにおけるシステム化はそれでいいかもしれないが、サービス業の場合は複数ある現場のやり方が現場ごとに微妙に異なるので、全ての意見を反映することは難しい。

あちらを立てれば、こちらが立たずということが起こるので、IT部門の人間には高度な調整能力が必要である。

IT部門が考えた事はシステム的に正しいのでそれを押し付けるというERP的な考え方もあるが、複数の意見を統合して調整するやり方の方がユーザもIT部門も納得がいく開発だなと最近思うようになってきた。

ただ、ユーザの意見は現状の業務の延長線上のことが多く、全然違う新しい意見、業務を根本から変えてしまうような意見は出にくい。

これは話し合いの中で妥協点を見つけていくというレベルでなく、ユーザニーズから導き出される新しい視点を提供する能力がIT側に必要になってくる。

要は、ユーザが話していることの要旨を簡潔にまとめ、図式化し、説得するという能力が必要である。ビジネス用語で言えば「文書作成能力」「要約能力」「コミニュケーション能力」といったところであろうか?

もっと簡潔に言えば「国語力」である。

国語の授業はつまらないイメージしかないが、ホントはとても大事なのである。なかでも「文章要約能力」は大切で、仕事現場で「で、結局何が言いたいねん。」とか「結論を先に言え。」とか「要点を整理して言わんとわからんやろうが。」と言われている人はこの「文章要約能力」が足りないのである。

なので「国語」が大切である。「仕事が出来る人」という定義は言い換えれば「国語能力のある人」とも言える。
学校教育では「英語」が重要視されつつあるが、仕事をする上で必要な能力はやはり「国語」である。

話がなんかそれましたが、IT部門の人に重要な能力は「国語能力」であるというお話でした。

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相手の言うことをよく聞いて、理解するあたりは、国語力の力が大きいでしょうが、それをわかりやすくロジカルに組み立てるあたりは、算数の力が大きいかもしれません。
その算数を学ぶにも、やっぱり国語力が必要になるんだけどね。
やっぱり、昔からの”読み書き算盤”ってのは、あらためて凄いことを言ってるんだと思います。
志方 敬 | 2011/12/27 09:46
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