<< 「何を」使うかではなく、「何のために」使うのかをまず考えるべき | main | 意思決定の問題点 >>

850円もする牛丼を食べながら感じたこと

東京出張の際には、飯田橋から歩いて靖国神社を経由してから市ヶ谷駅前の会社に向かうようにしている。健康のためというのもあるけど、なんとなく靖国神社の雰囲気が好きなので毎回参拝している。

昼飯時には、靖国神社の中の遊就館にあるレストラン「結」で海軍カレーを食べることが多い。が、たまには趣向を変えてみようということで、今日は普段は入らない近寄りがたい雰囲気の靖国神社境内の手前にあるお食事処(外苑休憩所)で食べてみることにした。

しかし入ってみてビックリ(@_@;) なんと牛丼が850円!吉野家だと2杯以上食べれる価格である。が、他に待ってるお客さんもおらず逃げるわけにもいかないので、しかたなくその850円の牛丼を頼んだ。(靖国うどん800円もあったがどんなものかわからないので却下。)

牛丼と味噌汁と漬物だけである。吉野家だと490円。ずいぶんな価格差である。が、味はまあまあ美味しかったし、つゆだくでよかった。がしかし、やっぱり850円はちょっと高いのではと…。

しかしながら、考えてみれば、僕らが大学生の頃(今から25年以上前)のミスタードーナツのドーナツセット(ドーナツ2つとコーヒー)は550円だった。(今だと400円しない!)。大学時代電器店でバイトをしていたが、当時ステレオは20万円以上したし、VHSのビデオデッキも20万円以上した。テレビもビデオも今は異常に安い。デフレがすぎるのではないかと思う。

が不景気とはいえ、新卒の初任給は年々上昇しており銀行業界でも来年度の初任給は20万5千円とのことだ。僕が入行したときは16万円だった。30%程度の増加である。そんなことを考えると、先ほどの靖国神社の牛丼850円もそんなにおかしな値付けでもないかもしれない。

デフレが進行し過ぎで、あらゆる価格が最近異常に安いので感覚が麻痺しているが、280円の牛丼の方が考えてみれば異常である。マクドナルドの100円バーガーにしろあまりにも異常な感じがする。高いと言われる吉野家の牛丼ですら380円。どこが高いのだろうか?

デフレが進行しすぎである。

日本のGDPが減少しているが、デフレがひどすぎるだけなのではないかと思う。以前、このブログでも書いたが、日本はインフレターゲットとして、年率3%程度のインフレに誘導すべきだと思う。デフレを脱却し、年3%の物価上昇を行うだけで、日本経済は劇的に変わる。個人の所得で考えても、月収30万円の人は9千円毎年給料があがっていく。10年で毎月9万円、20年で毎月18万円も賃金が上昇する計算である。(子ども手当がいかに少ないかということでもある…。手当ではなく賃上げをすべきである。)

インフレになれば資産価値も上昇する。私事であるが、10年前に4000万円で買ったマンションが今や2000万円になっている。なのでうちの家計のバランスシートは相当傷んでいる。本来耐用年数が50年のマンションは年率2%で減価するので、普通であれば3200万円の評価でバランスするのだが、デフレが進みすぎたことで2000万円にまで落ち込んでいる。がしかし、今後年率3%で物価が上昇していってくれれば、毎年2%減価したとしても1%は資産価値が上昇するので10年後の売却額は2200万円になっているはず。現状では10年後に1600万円になる計算なので都合600万円も違いが生じることになる。老後資金の600万円はかなり大きい。40歳の人であれば老後まで25年あるので、85歳まで生きるとすると、年金的には毎月6万円も上乗せされることになる。

なので、年率3%のインフレターゲットというのはとても大事だ。デフレは資産が目減りするので百害あって一利なしである。刹那的な物価安を享受できるが、我々は未来に向って生きているのである。やはり年々成長していくのが大事なんだと思う。

世の中は消費税増税がどうのこうのとバカげた論争になっているが、そんなことよりもデフレ脱却のほうが大事なのである。

靖国神社の850円の牛丼を食べながらそんなことを考えたのでありました。。。
社会論 | comments(0) | trackbacks(0)
 
Comment








   
 
Trackback URL
http://fukarei.jugem.cc/trackback/880
Trackback