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今年の干支は癸巳(きし、みずのとみ)

評価:
安岡 正篤
プレジデント社
¥ 1,529
コメント:干支の解説から世の中を見渡せる内容。

安岡正篤の「干支の活学」という本を買った。 

震災の発生した一昨年「辛卯(しんぼう、かのとう)」、政治の混乱がひどくなり年末にようやく収拾にこぎつけた昨年の「壬辰(じんしん、みずのえたつ)」について、SBIホールディングスの北尾吉孝氏が年頭所感で非常に驚くべき予測をされていたのでこの「干支」というものは侮れないなと思い、僕も研究してみようと思ったのだ。

特に一昨年「辛卯」の年の北尾氏の年頭所感には「過去の辛卯の年をみると、自然災害など天変地異の異常や予期せぬ出来事が起き易い。特に地震である。地下に蓄えられたエネルギーが地上に向かって動き出す。」と書かれている。東日本大震災を予言しているかのような記述である。

また昨年の「壬辰」の年の年頭所感には「前年の諸問題がさらに増大し、その問題を処理する壬人が求められますが、往々にして時局に便乗して、自己の野心をたくましくしようとする良からぬ人間が輩出します。ですから人事に最も注意を払わなければなりません。」と書かれている。こちらもなんだか民主党の影の総理の人事を見ているようで非常に当たっているような気がしなくもない。

ということで、干支を勉強すれば、未来の予測が少し出来るのではと思ったわけです。で、気になる今年の干支であるが、今年は癸巳(きし、みずのとみ)という干支になる。

癸は「みずのと」ということで陰陽五行説の「木火土金水」の一番最後の水であり「泉から湧き出る水」を意味し、胎内と霊性を感じさせる言葉になっている。「みずのと」の「と」は陰陽でいうところの「兄(え)弟(と)」をあらわし、昨年は「みずのえ」の年である。五行×兄弟(え・と)で十干になっている。干支の干は幹をあらわし、支は枝をあらわす。意外に僕達が「今年はへび年だね」とかと言ってる十二支の方が枝であり、幹は十干の方である。

この幹の方である十干の「癸」という言葉は「干支の活学」によれば「(以下引用)百姓一揆の「揆」と同じ文字で、揆計とか揆測などと申しますが、物事を「はかる」という意味であります。また「はかる」には、はかる標準や原則がなければならない。したがって則とか道とかいう意味にもなるわけであります。そこで「癸」の意味するところは、万事則・道、つまり筋道を立ててはかる、考える、処理するという意味になる。ところが筋道をなくすると、物事は自然に混乱し、その結果はご破算にしなければならぬようなことにもなる」と書かれている。

民主党政治の問題点はノンプロによる政治で、全く筋道が立っていなかったこと、誤った政治主導により「原則」を離れた「道理の合わない」ことが頻発していたが、自民党政権に変わり、ようやく筋道が立った政治が始まったようにも感じる。この年末年始、政治に対しては非常に安堵感があるのはこういうことなんだなと思う。しかし、この夏の参議院選挙でまた与党が半数に満たなくなる可能性もあり、そうなれば、また社会は混乱し、動乱になる可能性も含まれているのではという気もする。

続いて十二支の「巳」の意味は「(以下引用)今まで冬眠をしておった蛇が春になって、ぼつぼつ冬眠生活を終わって地表に這い出す形を表しておる。すなわち(中略)従来の因習的生活に終わりを告げるという意味がこの文字であります。」と書かれている。

ということで「癸巳」の年は、従来の流れからは考えられない新しいものが這い出してきて、これからの時代の幕開けのきっかけになる年であるように思います。「癸巳」は十干十二支の60年の半分、30番目の年であり、ここから陰陽反転する年にもなることもあり、1984年から始まった新しい時代の膿が落とされ、新たな30年に転換していく年になるはずである。

60年前の1953年(昭和28年)は前年のサンフランシスコ講和条約の発効により日本の独立が承認され、この年には朝鮮戦争の休戦調停がなされた年で、日本の戦後の経済成長が実質的に始まった年である。まさに陰陽反転し、成長が始まった年になっている。

その60年前の1893年(明治26年)は翌年に日清戦争が始まっている。明治維新も軌道に乗り、アジアの独立国として列強と伍していくためにもう一つの独立国(大韓帝国)を作ろうと画策し、日清戦争がはじまるのだが、その「戦争の時代」の前夜がこの年である。

良きにつけ、悪しきにつけ、時代の転換点となるのが「癸巳」の年であるということだ。なので、今年は非常に大事な年であるとも言える。激動の時代の転換点となる年である。

その足音は年末の衆議院選挙で始まっていると思える。過去の自民党政治から脱却して、筋道を立てて、スピーディーにイノベーションを起こしていけるのであれば、今後の日本再生の起爆の年になるのではないかと思う。

会社も同じ。

古い因習を捨てなければいけない。過去の延長線上のちょっと上の「ストレッチした目標」とかいうくだらない成果主義を捨てて、過去では考えられないチャレンジングな施策を行える会社が増えていく年になっていけば、この日本もすごい国になって行くのではと思うのです。

変革の年「へび年」。

身にまとった古い服を脱ぎ捨てて、新しい時代に脱皮する素晴らしい1年にしていきたいものだと思います。
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