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グローバル化では日本は発展しない

JUGEMテーマ:経済全般

このところ、日本企業の中では「グローバル化」というキーワードが蔓延して、社内英語公用語化などを自慢する企業なども出てきている。が、ホントに「グローバル化」が大切なのだろうか?

GDPはご存知のように国内総生産であって、海外での生産は海外のその国のGDPを増やすだけだ。日本のメーカーが一生懸命海外に工場を作って、技術移転したところで、その国のためにはなるが、我が国にとってみれば雇用が減少し、ますます日本のGDPは減少していくだけである。

日本があっての世界であって、そこを本末転倒に「グローバル化」はありえないのではないだろうか?日本が戦後こんなにも成長したのは、海外にないような斬新な発想の製品、壊れにくく、アフターケアもしっかりした製品を「国内」で作れたからだろう。そういう製品を海外に出したところ売れたという流れだ。先ず「グローバル化」が有るわけではない。あくまで「国内」で改善・工夫をこらしたものが、海外で受け入れられたということだ。

日本のあちこちで企業の工場の城下町で知られた町が、突然の工場閉鎖で行き場を失っている。町は寂れ、賑わっていた飲食店もスーパーもホテルもすべて潰れてしまい町から人がいなくなってしまっている。こんなことが一企業の決定だけで済む話なのだろうか?城下町をつくったのなら、最後まで面倒を見るのが日本人だったのではないのだろうか?

そういった日本人の知恵を絞った「ものづくり」の拠点が減れば減るほど世の中にはモジュール化されたおもしろみのない製品ばかりになってしまう。一方の敗戦国ドイツはいまだに国内で優秀な製品を作り続けている。日本もドイツに負けず劣らずの「ものづくり」国家だったはずなのに、なぜこんなことになってしまったのだろうか?隣国がお得意の安い製品を作るのではなく、日本は高付加価値の高い製品をつくる国として世界をリードしなくてはいけなかったのではないのか?

グローバルに強い経営学を学んだ優等生がメーカーの社長になったりしている。しかし、経営学を勉強したところでものは作れない。ものづくりは手でヤスリを掛けたり、旋盤を回したり、そういうことでしか生まれない。その基礎の基礎の過程をすっ飛ばして、ものづくりなど出来るはずがない。システム開発でも同じで、泥臭いプログラムを書いたことのない人が良いシステムを作れる訳はないのだ。

うなされたように「グローバル化」に邁進中の日本だが、そんなことより国内においてもっとすることがあるのではないか?と思う。「グローバル化」した大企業に限って、海外での利益を内部留保し、国内にお金を落とさない。経済は「お金のキャッチボール」なので、国内のマーケットの中でお金のやりとりをしないと経済は回らない。いい製品を作って買ってもらうという流れ。そういうことが大事なのではないだろうか?

解雇され行き場を失った人を救うために生活保護の制度を充実させる社会が良いとはとても思えない。税収が減っているのに生活保護など福祉を重視していてはどんどん財政が悪化してしまう。日本の企業は解雇をするのではなく、働く場をあらゆる人に提供し、雇用を増やし、日本人がDNAで持っている改善の知恵を製品に活かしていかなくてはいけない。海外に出ることなどやめて、国内に十分に出ていき、余力を海外に向ければいいだけだ。はなから「グローバル化」する必要がどこにあるのだろうか?

日本は戦後、朝日新聞や日教組をはじめとしたリベラル左翼に牛耳られてしまい、反日活動花盛りだが、そんな自虐的運動に傾倒することはやめて、「日本は良い国だ」という自信を持って、日本という国を誰もが羨むようなすごい国にもう一度変革するべきなのではないだろうか?

僕らが子供の頃は先生から「日本は非常にすぐれた製品、壊れにくい製品をつくるので海外で売れる」と教わり、子供心にも誇らしく感じたものだった。GNPが世界2位になった時には、大人になったら頑張って日本のために働こうと思ったものだ。

今の子供達のように、ニュースを見れば隣国から何十年も前のことで難癖をつけられ、告げ口をされ、先生からは「日本は悪い国だった」と教えられ、家に帰れば給料が上がらないと愚痴る親がいて、今年も自殺者が3万人だとか報道されて、どうしてこの国のために将来働こうと思うだろうか?

とにかく、自虐的な歴史感から脱却し、「日本のために頑張ろう」と思える国にしなければならない。「グローバル化」などその先の話だ。まずは愛国精神の観点を持って、日本の国力を大きく成長させ、国内の失業率を軽減し、日本式の優れた製品をつくり、「おもてなし」のこもったサービスを向上させ、異常なエネルギーの海外依存から脱却し、農産物の国内自給率も上げ、国内だけでやっていける力をもった上で、その成功モデルを海外で展開するという流れでないといけない。

「グローバル化」することがダメというわけではない。そこに「逃避」するのはやめるべきだということだ。劣化した日本を日本人が置き去りにして、海外で利益をあげたところで話にならない。日本という国があっての「グローバル化」であって、「グローバル化」ありきの今の流れはどこかで断ち切らなければいけないと思う。
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