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2015年 今年の干支は乙未(きのとひつじ、いつび)

今年の干支は乙未(きのと・ひつじ)である。

昨年のブログにも書いたが、甲子から始まる60年のサイクルのうち、昨年は陰陽反転した31年目で、今年が32年目。昨年の予想として下記のように書いた。

「甲午」という文字が表す意味を考えると、前年までに胎動してきた革新への動きが、この年にはその殻を破って大きく出現する年であるが、その変化の動きに反対する勢力も内側から突き上げてくる年になり、その陰の勢力の対処法次第では混乱の幕開けにもなるが、上手くかみあえば、従来にない大変新しい時代のスタートとなる年にもなるということかと思われます。

日本の政治を見れば、2年前の自民党政権誕生から動き出した革新への動きが、昨年は消費税増税による景気の腰折れもあり、反対勢力が足を引っ張る面もあったものの、結局は解散総選挙で与党が大勝となり、予想通り改革続行となった年であった。

が、海外に目を向けるとパラダイムシフトが陰の方向に出現した悲惨な一年で、ロシアによるウクライナ侵攻による国際的秩序の崩壊、過激派集団イスラム国の台頭、北朝鮮内部の血の粛清、アメリカの力の衰退、中国の強引な覇権主義の台頭など、安定政権のドイツと日本を除き混沌とした国際情勢になってきている。

今や海外ともボーダーレスになっており、日本もその国際情勢に飲み込まれるのであるのだが、こんな中、今年「乙未の年」はどのような年になるのだろうか。

まず「乙」「未」それぞれの意味するところを安岡正篤氏の「干支の活学」から引用すると、

「乙」は去年の甲で出した芽が、まだ外界の抵抗が強いために、まっすぐに伸びないで屈折しておる。乙という字は草木の芽が曲がりくねっておる象形文字であります。だから新しい改革創造の歩を進めるけれども、まだまだ外の抵抗力が強い。しかしいかなる抵抗があっても、そんな紆余曲折を経ても、それを進めてゆかねばならぬということであります。

「未」はこれは上の短い一と木から成っておって、一はやはり木の上層部、すなわち枝葉の繁茂を表しておる。ところが枝葉が繁茂すると暗くなるから、未をくらいと読む。未は昧に通ずる。つまり支の「未」は、「暗くしてはいけない、不昧でなければならぬ」ということを我々に教えてくれておるのです。

と書かれている。

これらのことから、今年は改革の流れがまだはっきりとは出現しない上に、旧来の反対勢力である足元が見えていない理想主義者達に翻弄される場面も多いが、未来を信じて日本人みんなが力をあわせて奮闘努力すれば、必ず解決の糸口が見え、発展の兆しが見える年になるのではないかと思います。ただ、海外の混乱は今年も昨年以上に進む可能性が高く、その余波を受けて、日本の進む道に障害が発生する可能性も高いが、謙虚に着実に進むことでそれらの障害を突破でき、そのことにより、日本の国際的地位も更に向上する年になるのではないかと思います。

今年は戦後70年の節目の年であるため、中国との関係がさらに悪化する可能性も高いですが、他国を引きずり降ろそうと過去の悪口ばかりを訴えるような方法ではいずれ誰からも信用されなくなり、日本のように今を誠実に行動していくことが評価されるようになるはず。なので我々も昨年のように中韓を貶めるような言動は慎み、日本人として謙虚に前向きに生きていけばきっと形勢は逆転するものと考えます。

ただ、今後の経済回復には大変な努力が必要で、こればかりは自民党政府に頼っていても埒はあかないものと思われます。政府は外交防衛に力を注ぐのに注力し、我々国民が経済復活の担い手になる必要があるかと思います。消費税増税で腰折れてしまった景気を復活させるには、各企業での賃上げが必要であり、そのためにも個人消費を回復する手段が取られなければならないと思います。バブルの復活とまではいかないまでも、経済は消費のキャッチボールであるので、各個人が消費をし、そのために生産をする、というサイクルを日本国内で循環させなければ日本の成長はないということになります。

また、地方の産業をもう一度復活させるようにお金の配分を行わなければならず、地方銀行の体力を上げ金融面での支援をしていく必要があるかと思います。地場産業の復活による労働人口の分散化、東京一極集中の是正をはからねばならないと思います。自民党政権が地方創生をうたっていますが、地方に入り込んでいかねば今のままのやり方では難しいのではないかと不安を感じます。伝統産業が危機に瀕している面も多々あり、早急に是正が必要だと思います。日本人が過去から脈々と受け継いで来た伝統を我々の代でつぶすことのないよう政策面でも充実させる必要があるのだと思います。

一方、明るいニュースとしては、昨年ぐらいから、日本の製品の性能に対するこだわりが実を結び、造船受注の増加やスマホ部品や航空機部品のMade in Japan率の向上、燃料自動車の開発などなど、徐々に日本が前面に出てくることが増えました。

バブル崩壊後の成果主義、拝金主義で「自分さえ良ければ、自分さえ儲かれば」という風潮が跋扈し、日本が低迷してきましたが、今こそ、パラダイムシフトをはかり、日本人がもともと持っていた「和」のDNAを発揮し、力をあわせて日本全体が成長できる国になれればと思います。

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