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読書ノート 五木寛之「林住期」

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10年前に出版された本だが、五木寛之の「林住期」を読んだ。

 

仏教で説かれている話らしいが、人生を25年ごとに4つの期に分けて

(1)学生(がくしょう)期(0〜25歳)

(2)家住(かじゅう)期 (25歳〜50歳)

(3)林住(りんじゅう)期(50歳〜75歳)

(4)遊行(ゆぎょう)期 (75歳〜100歳)

と呼ぶそうだ。

 

(1)の学生期は「準備の時代」。心身を育て、経験を積むトレーニングの時代とのこと。まあ学校に行ってる時代です。

(2)の家住期は「勤労の時代」。社会人としての責任を果たし、家庭人としての義務を果たす時代とのこと。会社員時代という感じでしょうか?

そして、(3)の林住期は学生期、家住期で蓄えたものをベースに「離陸する時代」ではないか?と著者は問いかけています。

 

お金のために働くのではなく、やりたいことをやる時期。学生期、家住期に蓄えた力をもとに本来の自分の道へと進むべきと提案しています。好きなことをするためにはこの時期に、妻と別居(または夫と別居)するのも一つの道と書かれています。

 

なるほど、と合点がいく内容。離婚のすすめではないだろうが、子供を育て上げれば、親はいつまでも子供にべったりしていてはだめで、早めに家から巣立たせるようにしなくてはいけないだろうし、親たち二人も漫然と一緒に過ごすのではなく、それぞれ本来やるべきことをするのが重要だと思う。

 

ずいぶん昔に数学者の森毅さんも「人生20年説」という本を書かれており、人生を20年ごとに終わって4毛作の人生を歩むべきと主張されていたけれど、あの本も「林住期」のことを言ってたんだなと今になって思う。

 

私も現在52歳で「林住期」に入っている。好きなことをやっていくことにしよう。

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