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今年の干支は戊戌(つちのえいぬ・ぼじゅつ)

2018年、今年の干支は戊戌(つちのえいぬ・ぼじゅつ)。

 

毎年、干支から一年の予測を立てていますが、去年の予測では、

アメリカではトランプ大統領の一挙手一投足が世界に大きな影響をもたらしますが、経済状況だけを見ればアメリカ経済は順調に推移するため、日本にもその恩恵はもたらされるものと思われます。

国内ではアベノミクス第2の矢である「積極的な財政政策」として今年28.1兆円の新経済対策が行われるため、企業側の内部留保が投資促進に進めば、オリンピックに向けた投資との相乗効果で日本経済は順調に推移するのではないかと思います。

という感じで、経済予測はほぼ当たっていたのではと思います。内部留保の投資促進は進みませんでしたが…。

内部留保していた資金を研究開発に投資し、Fintech、IoTなどをはじめ、過去にとらわれないイノベーションが各企業で起こり、60年前のように新しい製品が生み出されるようであれば、日本が世界を一歩リードする世の中になるのではないかと思っています。

という予測は少しはずれて、Amazon EchoやGoogle HomeなどのAIスピーカーはやはりアメリカが世界をリードした感じでしたし、アリペイなどのスマホ決済は中国がリード、日本はやはり世界から取り残されているという感じになってしまいました。が、景気は引き続き好調で、日経平均株価も2万3千円を越えており、この調子で、日本発の製品が世界をリードして欲しいなあと思う次第です。

 

で、2018年、今年の予測をはじめますが、

 

今年の干支は「戊戌(つちのえ・いぬ)」という干支で、十干の「戊」は「茂」と同義で、樹木が非常に茂っている様子を表します。安岡正篤氏の「干支の活学」を引用しますと、

樹木が茂ると、風通しや日当たりが悪くなって、虫がついたり、うら枯れしたり、根上がりしたりして、樹がいたむ、悪くすると枯れる。そこで思い切って剪定をしなければならぬ、というのが戊の意味であります。

と書かれている。一方、十二支の「戌(いぬ)」の方は「干支の活学」によれば、

戊に一を加えたもので茂と同義語。すなわち枝葉末節が茂って、日当たりが悪くなり、風が通らなくなることで、いわゆる末梢的煩瑣とか、過剰を表す文字である。

ということで、ほぼ同義の文字が連なっている干支になっており、要するに、「従来からの成長が順調に進んでいるものの、成長しすぎた樹木はどこかで剪定しなければいけないのと同様に、今年はどこかで思い切って切り取るべきところは切っていかねばならない」という意味をあらわすのではないかと思います。

 

変化をもたらさねばいけない年、それが2018年ということになるかと思います。

 

ちなみに60年前の戊戌の年、1958年(昭和33年)はどのような年だったかを振り返ると、

「皇太子と美智子様婚約」「東京タワー完成」「チキンラーメン発売」「スバル360発売」「フラフープ発売」「ホンダスーパーカブ発売」「三菱鉛筆ユニ発売」「新1万円札発行」「関門トンネル開通」「朝日麦酒缶ビール発売」「国立競技場完成」

など、前前年からの景気が更に拡大し、いろいろな変化が生じた年でありました。

 

今年2018年の状況も、経済的には60年前と同様に景気の拡大基調の中、6月には株価が大幅に上昇し、2020年のオリンピックに向けて、先行きの見通しが明るい状態になることが予想されます。また本年度の税制改正で賃上げによる20%の法人税減税が行われることで、企業の賃上げ機運が高まれば、消費拡大も見込まれ、更なる景気拡大が見込まれるのではないかと思います。

 

しかしながら、政治的には朝鮮半島危機が迫っており、平昌五輪閉幕以降の情勢が流動的ということと、国内の左派勢力の台頭により憲法改正で安倍政権が揺さぶりをかけられる可能性が高く、政権運営を一歩間違えば非常に不安定になるという危険性もはらんでいます。

 

今年の干支は思い切った大鉈を降ることで吉凶が変わる可能性がある年ですが、企業側としては今年は思い切って改革に投資を行い、変化をもたらすことを意識する必要があると思います。60年前のように次々と新しい製品を開発し、日本発のイノベーションを起こす活動を続けることが、日本の将来を明るくするのではないかと思います。

 

評価:
安岡 正篤
プレジデント社
コメント:毎年正月に干支を調べるのに使っています。

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