子どもたちを救おう
2005.07.05 Tuesday 00:05
子どもたちを救おう
竹花 豊
一度テレビでみたことがあるが、広島県警察本部長から東京都副知事になった竹花さんの書いた本だ。
冒頭の広島県警察本部長の時の「今暴走族に入っている君たちへ」というアピール文がすごい。大人が真剣に呼び掛けているということを表に出すということが必要なのだろう。
昔はそんなことしないでもよかったのだが、いつのころからだろう、大人がなめられているのか、子ども達の不良化が激しくなっているような気がする。
最近の中学校の荒れ方がひどいようなのだが、この本には次々と実状を書いている。
が、結局のところ、家族の問題に起因するような気がする。親がおかしくなっているのだ。虐待件数の急増は典型的だが、そこまでいかなくても、深夜まで起きていることやゲームやテレビの時間が長過ぎることや、電車の中ですぐ座ろうとすることや、細かいことで「しつけ」というか「規範」が崩れてきているような気がするのだ。
今日も帰りの電車で野球見物帰りの母子がのってきたのだが、座りたいとかなんとかぐずぐず言ってる子どもに席を譲ってる人がいたが、そんな子どもに席など譲らんでも良いのだ。昔は子どもを立たせてお母さんが座ってたくらいだ。親や年長者を敬うという最も普通の感覚が失われてきているのが、すべての原因なのではないだろうか。