月初に食あたりかなにかで高熱が続いて以来、昨日まで少し調子が悪く、ブログ更新もウォーキング再開も滞っていた。いつも歩いているところは桜がきれいなので、是非写真に撮りたかったのだけど、昨日ではもう満開の時期が終わっており、ご覧の通り葉桜になっていて美しさも中くらいでした。
体調不良で2週間ばかし滞っていたウォーキングを再開しようと、昨日の夕方に家から歩き出したのはよかったのだが、途中猛烈に腹痛に襲われて(つまり、「大」をしたくなって)冒頭の桜の写真だけ撮って、一目散に家に引き返した。こういう時に高級住宅地は不便で、僕の家の近くにはコンビニなり、パチンコ屋なり、トイレに飛び込める施設があるのだが、いつも歩いているこの地域は大きな屋敷があるだけで、そういう場所がなくまったく役に立たない。お金持ちは不便だなあとつくづく思う。
歩き出してそれほど経ってなかったので、走れば15分くらいで帰れるだろうと思い全速力で走ってみた。が、体の上下動は下腹部にもろに影響を与えるようで、走り出してすぐに腹痛が余計にひどくなり、すぐさま走るのをやめた。走るのをやめるとこんどは家までの時間がかかりすぎるので、早足というか、忍者走りみたいに上下動をあまりせずに移動してみた。他人から見ると欽ちゃん走りみたいでかなりおかしい走りだ。ただその走り方でもやはりしんどい。いよいよゴロゴロとおなかは鳴るし、あまりおなかばかり意識しているので余計に下腹部が重くなってくる。なるべく意識しないようにしたのだが、そんなことはおかまいなしに左下腹部がシグナルを発し、とうとう悶絶状態になってきた。
これは間に合わないかもと思いながら、立ち止まって深呼吸をして呼吸を整え、おもむろに歩き出すと、不思議なことに第1ウェーブが去ったのかよくわからないが、さっきの痛みが嘘のように消えて普通に歩けるようになった。家まで15分くらいの位置だ。駅を越えるとコンビニはあるし、パチンコ屋はあるし、喫茶店だってなんだってあるのでその安心感のせいかもしれないが、そのまま家までゆっくりと歩くことにした。
が、家に着く2分くらい前から、またまた第2波が押し寄せてきた。悶絶状態になり、あぶら汗が流れ出し、もうたまらない状態で、おなかを押さえながら家に走って帰った。家の鍵を取り出し震える手で鍵を鍵穴に突っ込むのだが、こういう時に限ってなかなか開かない。ガチャガチャと慌てるからいけないのはわかっているが、もうこの時点で頂点を越えたみたいでもう本当に手が上下に動くのだ。「落ち着け」と自分に言い聞かせながら、なんとか玄関も開いた。あとは玄関2歩で左横にあるトイレに飛び込めば終わりだ。やっと終わりだと思ったがドアが開かない。あろうこうとか長男が入っていたのだ。
悶絶状態も極度に達しており、もう時間がないのだが、長男は耳が聞こえないので、ノックくらいでは気がつかない。ドンドン、ドンドン、それでも気づかないので、ドアノブをガチャガチャ動かすとようやく気づいて扉を開けてくれた。が、長男も腹の調子が悪いらしく、「ちょっと待って」といいながら、一向に出てくる気配がない。
トイレの前で超悶絶状態の私は失神しそうになりながら、「まだ〜」と聞くのだが、そんな声は長男には届かない。普段、彼が耳が聞こえないことでコミュニケーション上あまり不自由しないのだけど、こういう時はかなり不自由だ。
長男は、いつも落ち着いているので、そういうところはわが子ながら尊敬するのだが、こういう場合はもう少し慌てて欲しいのだ。意識が遠ざかりそうになった頃ようやくドアが開いた。
あとはご想像にお任せしますが、なんとかギリギリ間に合いました。。。
やはり普段から体調を整えなければ…と思う今日この頃です。