プレゼンは聴衆へのプレゼント
2011.11.30 Wednesday 12:34
ITの情報収集のためにベンダー主催のセミナーによく参加するのだが、「ああ、来て良かった〜。」と思えるプレゼンに出会えたことがほとんどない。
プレゼンというのは聴きに来ている人にプレゼントを贈るという意味である。
関西の人が「つまらないものですが…」とか言って贈り物を手渡す習慣も無いではないが、言葉のプレゼンでそれをやられるともう全く話にならない。「じゃぁ、喋るなよ」と言いたくなる。
スピーチの中で「まだ完全には完成していませんが…」とか「まだ事例はありませんが…」などいらんことを喋る場合もあり、そんな製品を売るなよと思うこともしばしばある。
もっとひどいのでは「時間があまりありませんが…」とか、「準備があまり出来てませんが…」とかなんか言い訳を言い始める場合もあり「なにそれ?」と思うこともある。
スティーブジョブズのプレゼンが感動するのは、ジョブズ自身が心底自社製品に惚れていて、好きでたまらなくて、「どうこれ、すごいでしょう?」という感情がビンビンに伝わってくるからだと思う。
ベンダーのプレゼンでは、見た目も元気がなく、俯き加減で、パソコンに向かって喋る人が多いが、それでは全く話にならない。
あと、声のトーンもボソボソと同じ調子で喋る人も多いが、まるでお経である。昼過ぎのセミナーではどうやっても睡魔に打ち勝てなくなる。
メラービアンの法則というのがあるが、「外見 55%、態度・話し方38%、話の内容7% 」というものだ。ことプレゼンに関しては日本だからというわけではなく、何処の国も同じ事情のようだ。「話の内容」よりも「見た目」が重要。表情、感情、声のトーンが大切。
ズーニンの法則というのもあって、これは「見た目の3秒、挨拶の30秒、会話の3分 」というものだ。ファーストインプレッションが大事だということである。第一印象でその後のスピーチの印象も変わってしまう。
落語でいう所の「マクラ」、つかみが大事だということだ。
あと、いろんなことを言おうとして、何がポイントなのかわからないプレゼンも多い。
落語はかなり長いが「オチ」は一つだけ。言いたいことは一つなのだ。聴衆は一度に多くのことを理解できない。ので、最も言いたいことを一つに絞るのが効果的だ。
と、長々と書いたが、ちょっとした心構えで、スピーチも大きく変わる。
製品の紹介であれば、その製品に惚れ込んで絶対オススメ!という感情を聴衆に伝えなければいけない。それがないのなら人を呼んではいけない。
なんか、偉そうなことを書いたけど、僕も含めて、講演の際にはお客様に「ここに来て、良かった〜」と思えるプレゼントを贈るようにしたいと思う。
プレゼンというのは聴きに来ている人にプレゼントを贈るという意味である。
関西の人が「つまらないものですが…」とか言って贈り物を手渡す習慣も無いではないが、言葉のプレゼンでそれをやられるともう全く話にならない。「じゃぁ、喋るなよ」と言いたくなる。
スピーチの中で「まだ完全には完成していませんが…」とか「まだ事例はありませんが…」などいらんことを喋る場合もあり、そんな製品を売るなよと思うこともしばしばある。
もっとひどいのでは「時間があまりありませんが…」とか、「準備があまり出来てませんが…」とかなんか言い訳を言い始める場合もあり「なにそれ?」と思うこともある。
スティーブジョブズのプレゼンが感動するのは、ジョブズ自身が心底自社製品に惚れていて、好きでたまらなくて、「どうこれ、すごいでしょう?」という感情がビンビンに伝わってくるからだと思う。
ベンダーのプレゼンでは、見た目も元気がなく、俯き加減で、パソコンに向かって喋る人が多いが、それでは全く話にならない。
あと、声のトーンもボソボソと同じ調子で喋る人も多いが、まるでお経である。昼過ぎのセミナーではどうやっても睡魔に打ち勝てなくなる。
メラービアンの法則というのがあるが、「外見 55%、態度・話し方38%、話の内容7% 」というものだ。ことプレゼンに関しては日本だからというわけではなく、何処の国も同じ事情のようだ。「話の内容」よりも「見た目」が重要。表情、感情、声のトーンが大切。
ズーニンの法則というのもあって、これは「見た目の3秒、挨拶の30秒、会話の3分 」というものだ。ファーストインプレッションが大事だということである。第一印象でその後のスピーチの印象も変わってしまう。
落語でいう所の「マクラ」、つかみが大事だということだ。
あと、いろんなことを言おうとして、何がポイントなのかわからないプレゼンも多い。
落語はかなり長いが「オチ」は一つだけ。言いたいことは一つなのだ。聴衆は一度に多くのことを理解できない。ので、最も言いたいことを一つに絞るのが効果的だ。
と、長々と書いたが、ちょっとした心構えで、スピーチも大きく変わる。
製品の紹介であれば、その製品に惚れ込んで絶対オススメ!という感情を聴衆に伝えなければいけない。それがないのなら人を呼んではいけない。
なんか、偉そうなことを書いたけど、僕も含めて、講演の際にはお客様に「ここに来て、良かった〜」と思えるプレゼントを贈るようにしたいと思う。