亡国日本への怒りの直言

亡国日本への怒りの直言
亡国日本への怒りの直言
前野 徹

戦後教育のまっただ中で育った僕は戦前の日本は悪いことをしたとさんざん教わってきた。教師たちもあれでもかこれでもかと日本の戦争犯罪の証拠写真を見せた。ちょっと異常なくらい戦前の日本人が悪くて、戦争はダメということを叩き込まれた。原爆ですら、戦争をしかけたからこんなことになったという感じだ。

小学校ではイムジン河やアリランの歌を学び、5年生の時には「消えた国旗」という劇の主人公をした。ここは朝鮮の学校かと時々違和感を感じたが、純粋な小学生だった僕は別に深く考えもせず昭和初期の日本は悪いことをしたんだろうなあぐらいに感じていた。

小学校の修学旅行で広島に行ったのだが、ここの原爆慰霊碑にある「過ちはくりかえしませぬから」という言葉にはそれでもひっかかって、当時の担任に「これはアメリカが作ったんですか?文章が変だとおもうのだけれど?」と質問した記憶がある。僕以外にも3人ぐらいで「変だ変だ」と言ってた。そのときは「戦争をしないということだよ」と言われたと思うのだが、ずっと気になっていた。

小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」が出るまでは、本当に純粋に素直にだまされていた。僕らの年代のほとんどの人が東京裁判のA級戦犯が侵略戦争をはじめたと思っているだろう。そう教わったんだからどうしようもない。教育のおそろしさだ。

この本を読んで疑問に思ってきたすべてが理解できた。政治家が「南京虐殺はなかった」とか「侵略戦争ではない」とよく失言すると思っていたが、ある一定の年齢以上の人にとっては当たり前のことだったのだ。失言ではなく「正論」であって、それを攻撃する中国や韓国が間違っているのだ。政治家たちも正論を言ってもマスコミにたたかれるので言いたいことが言えないのだろう。

目がさめてない人も世の中に多いだろうが、是非若い人はこの本を読んで、歴史認識を新たにするべきだと思った。本当にいい本です。
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「生き方」

生き方―人間として一番大切なこと
生き方―人間として一番大切なこと
稲盛 和夫

ベストセラーになっているので読んでみた。

第4章は「利他の心で生きる」というテーマだが、この利他ということがとても大切だと思う。 稲盛さんは仏門に入られた人でもあるので、仏教的なことを書かれているが、本当に仏教で言うところの「慈悲」の精神は日本人特有の良き伝統と僕は思っている。

稲盛さんの本はたくさん読んでいるので、過去に読んだ話が多かった。どの話もなるほどと納得できたのだが、一点だけ違和感を感じたのは、「国家間の摩擦も単純に発想してみる」というところだ。南京虐殺問題等で中国ともめているのなら、謝ればいいじゃないか?としているところだ。考え方として迷惑をかけたら謝るというのはいいかもしれないが、その歴史的背景も考えずに、相手がごねたら謝れとするのはちょっといい加減すぎないかと思うのだ。

物事はシンプルに考えれればいいが、シンプルに考えて、まあ謝罪しとこうか、と歴代の首相が謝罪外交を続けたおかげで、今日本は独立国家としての地位が危うくなっているのだ。国家間の問題は男女の関係以上に複雑なのだと思う。簡単にはいかないよ。
と、僕は思うのだ。。。
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「よのなか」入門

「よのなか」入門
「よのなか」入門
藤原 和博

元リクルートのスーパーサラリーマンの著者は今中学校の校長をしているらしい。昔「処生術」という本を書かれていて、サラリーマンでもここまでできるんだと感心したものだが、知らない間に転身されていて、今は「よのなか教科書」シリーズで有名な人になっている。「処生術」の本の帯にもテリー伊藤氏が「この本は学校の教科書にしたい」と書いてたくらいなので、もともとそういう運命にあったのかもしれない。

この本の中で、これからの日本で必要なのは「住宅の居住性」「医療・介護のケアレベル」「教育の選択権」「組織の壁を越えた、コミュニティーを含む個人と個人の豊かなつながり」の4つだとしている。確かに、今の「よのなか」で欠けているものはこの4つだろう。

先進国といわれながら、貧弱な居住環境、年々高騰する教育・医療費、古きよきコミュニティが崩壊した地域生活、特に税金がじわじわと高騰し、給料の低下が拍車をかけて日本は劣化してきている。大人モデルが足りないと著者は言っているが、見るからにバカな子ども達が増えてきているのは、子どものせいではなくて、大人のせいなのかもしれない。



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凛の国

凛の国
凛の国
前野 徹

若い人に読んでほしい本。林明日香の「凛の国」の作詞をした鈴木健士さんが前野さんの「歴史の真実」を読んで感動したということから始まるこの本。今の日本を憂い、なんとかしたいという人がたくさんいるということだ。若い人に是非こういう本を読んでほしい。

戦前の日本人はホントに凛とした国民だったなあとあらためて感じる。戦後日本は自虐的になってしまい正しい歴史を語らず、戦前の日露戦争の乃木大将や中国近代化を支えた人々のことを風化させてしまった。

この前、長岡で山本五十六記念館で山本五十六がどれだけ勉強したのかを見たが、とにかく昔の日本人は「凛とした」という言葉が相応しい感じがする。坂本竜馬の像をみてもそうだが、日本人は凛として、自分よりも国、世界のことを考えていた人が多かったような気がする。

今は拝金主義が世の中を被い国民は自分の事ばかりを考え刹那的に生きている。政治はめためた、外交に至っては自虐的に中国や韓国に謝りっぱなし、靖国参拝に関する内政干渉にも「ほっといてくれ」と言えない。拉致国家北朝鮮にも抗議しない。どうしてこんなにナサケナイ国になってしまったんだろう。

いまこそ、われわれは自国に誇りを持ち、本来の日本人として、世界平和の掛け橋にならねばならないだろう。海賊国家であるアメリカやイギリスが世界のリーダーでいいのか?
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3KM手帳革命

創る使う変わる3KM手帳革命!
創る使う変わる3KM手帳革命!
土屋 公三

「3KM」とは、「個人」「家庭」「会社」の頭文字である3つのKを表し、一人ひとりが目標(Mark)を持ち、それらを自ら管理(Management)し、実現に向けて意欲を引き出すこと(Motivation)を表す3つのMを意味することだそうである。

この3KM手帳、よくいく本屋にあったので見てみたが、ものすごく良くできている。名言集や生涯幸福設計セオリ−が後半にとても細かく載っている。これだけで一つの書籍のようだ。日々の予定をメモする手帳とは全く違う趣旨の手帳だ。

フランクリンプランナ−に似ているが、どちらかというと熊谷正寿氏がすすめる手帳の作り方のようにも思える。

いろいろな成功本を読んできたが、やはり強烈な夢への想いとそれを目標として手帳に書き込むことで夢が実現するというところが共通しているような気がする。行動計画を立てることで態度が変わり、習慣が変わり、人生が変わるという王道が見えてくるような気がする。

この3KM手帳、個人、家庭、会社の3つについて非常に細かい行動計画を立ててそれを実践していくところが具体的で、なかでも願望をカラ−でビジュアライズする点がユニ−クだ。

ほぼ日手帳を日々の仕事の管理として使い、夢実現のための手帳としてこの3KM手帳を買っちゃおうかなあ。。。

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古事記

ビギナーズ・クラシックス 古事記
ビギナーズ・クラシックス 古事記
角川書店

混迷の日本を改めて見直すために、古事記を読もうと思った。本屋に行くと難しい本がいっぱいあったが、この角川書店のビギナーズ・クラシックスのシリーズは非常に読みやすい。古文と現代文の両方が併記されており、原本の一部をピックアップしているのだが、全体の流れは失わないような構成になっている。巻末にはもう少し勉強するためのリストや資料が載っているので、はじめて古典にあたる人に親切なつくりになっている。

今月は「論語」が本屋さんに並んでいるが、とにかくおすすめです。

古事記というと日本の神話として「イザナギ・イザナミ」や「八岐のおろち」「因幡の白ウサギ」など部分的な話は聞いたことがあるが、それが現在の天皇の祖先の話につながるということまではあまりイメージできなかった。

読みながら、なんだか聖書を読んでいるような気になった。旧約聖書も荒唐無稽な話がでてくるが、そういう感じ。ただ、だんだんと現実的になってきて、仁徳天皇や履中天皇がでてくると、「おお近所のあの古墳ではないか」と現在とリンクしてくる。

稗田阿礼が女性という説もあるのは知らなかった。男とばかり思っていたが、28歳(序文に28歳と書かれている)の女性であるのなら、何となく太安万侶ががんばって古事記を編纂した理由も想像できたりするのだ。
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パークライフ

パーク・ライフ
パーク・ライフ
吉田 修一

芥川賞受賞作が文庫本になっていたので、買って読んだ。

うう〜ん。なんかすごい物足りない。。彼女の名前すら結局わからないままだ。

日比谷公園を舞台に、僕と、電車の中で知り合った彼女との出会いとその後のやりとりが中心なのだが、私のような素人が小説を書くと、絶対に彼女とハッピーエンドに持ち込んでしまうのだが。。

東京に勤務してた時に、ときどき日比谷公園に出かけたけれど、確かにあの噴水や広い園内は都心にしては日常と離れた雰囲気を感じる時もあった。

小説の中で、真夜中の公園で昼間の喧噪を思い浮かべるというくだりは映画の手法のような感じを受けたが、全般的には、なんとなく生活がスーっと無色透明な感じがする小説だ。読みやすいのだが、なんかこうギラギラしていない。大阪人にはちょっと、というかかなり物足りないのだけれど、都会を生きる青年はこんな感じなのでしょうか。。
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英文速読法

一分間に二〇〇語の英文を読めますか?―リーディングで鍛えるリスニング
一分間に二〇〇語の英文を読めますか?―リーディングで鍛えるリスニング
ディビッド・セイン, 森田 修

今、くもんのSRSという英語速読教室に通っているのだが、この本に書かれている内容と良く似ている。

英語を頭から読んでいくこと、1分間に200語以上の速度で自分にとってやや速いと思う速度で読んでいくこと、まとまった単位(チャンク)で読んでいくこと、というような原則で読んでいく方法だ。

意味のまとまりを理解するために、キーワードに気をつけながら、スラッシュで意味のまとまりを区切るという方法を使う。

とにかく、最初は面くらうが、頭から英語を理解出来なければ、一所懸命聞いてもよくわからんだろうし、だいいちスラスラとしゃべれるわけがない。やりはじめると、どうして中高生のころこういう英語の授業がなかったのだろうかと腹立たしくなってくる。ほんとにすごくおもしろいです。

こういう方法が英語習得の最適方法だろうと思う。英語を本当に使いたい人は必読ですね。
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