たったひとりのクレオール

たったひとりのクレオール―聴覚障害児教育における言語論と障害認識
たったひとりのクレオール―聴覚障害児教育における言語論と障害認識
上農 正剛

聴覚障害にたいする教育方法として、「聴覚口話法」「トータルコミュニケーション法」「バイリンガル/バイカルチュラル法」と分類した場合、長男は多分トータルコミュニケーション法をとってきた。

音声日本語が絶対いいと思って今までやって来たが、確かに長男は聴者とのコミュニケーションも難しいし、手話もできない非常に中途半端な状態だ。唯一「書いたものを読むとか字幕を読む」という書記日本語の読解力だけがある感じだ。

著者はバイリンガル/バイカルチュラルをいいとしている。まず、聾者の言語である「日本手話」を母語として身につけたうえで、書記日本語をマスターするという形だ。
トータルコミュニケーションがめざしているものは、音声日本語をマスターし、その上で日本語対応手話でなんとかやっていこうとするものだ。が、この方法は確かに音声日本語がうまくマスターできないままだ。文法構造としての日本語を重要視するやり方だが、完璧かといわれると、はなはだこころもとない。

「ううん。。。」と考えこんでしまう。でも、さっき子どもと話をしたが、長男の場合は結構文法構造をマスターしている方だと感じる。もう少し読書に熱中してもらうように最近は本をどんどんあたえている。公文の国語も始めた。

学校はろう学校だから、日本手話をもっと先輩達から学んでほしいと思っている。
が、その先輩である高等部が分離するという話になっている。手話の継承が学校を分離することで途切れてしまわないか心配だ。教育行政は一体どういう理由でこういうことをしてしまうのだろう。世の中が中高一貫教育に変わってきている時代にわざわざ分離するのは何故?僕たちは何を信じて子どもに教育をすればいいのだろう。。。。
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これから10年大予測

これから10年大予測―資本主義崩壊、次はこうなる!
これから10年大予測―資本主義崩壊、次はこうなる!
船井 幸雄

最近、船井幸雄さんの本を片っ端から読んでいる。最新刊がこの本。

未来の地球が「宇宙の理」(他に干渉しない、差別をしない、まとめて考える、肩書きにこだわらない、ギブアンドギブ、秘密や嘘をなくす、比較はやめる、感性に従う、良心に従う、競争は行わない、単純に生きる、他人の目をしない…といった生き方)にかなった第4レベルの星になることを予測されている内容です。

一見、荒唐無稽に見える宗教がかった内容ですが、長年の経営コンサルタントの現場から見た本物の真理ではないかと思います。

資本主義が崩壊し、エゴむき出しの現代社会から新しい時代に突入する転換点だと船井さんは予測しています。

船井さんは他の著書でもくりかえし、シンプル、調和、自由、公平、融合、効率的、長所伸展ということを成功ルールだとして、そういう状態が普通になってくることを述べられています。

仏教で言うところの「こだわりを捨てる」ということになるのかと思いますが、競争の社会から「和」の社会へと転換する時代になるということで、今までのアメリカ中心のエゴ社会から脱却するという、そういう意味でも日本はリーダーシップをとれるはずだと言えるのかもしれませんね。

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のだめカンタービレ

のだめカンタービレ(1)
のだめカンタービレ(1)
二ノ宮 知子

むちゃくちゃ面白い。

最近、話題のこのマンガ、本屋でOLの怪訝そうな目も気にせず、女性マンガ売り場で探して、取りあえず1巻と2巻を買ってきた。

この前読んだ平成よっぱらい研究所と同じ作者と気がついた。面白いはずだよね。確かにクラシック音楽を題材としたマンガとは思えない。最高に面白い。

僕自身、高校大学とずっとブラスバンドをやってきたので、音楽の世界は結構懐かしい感じもして余計おもしろさが倍増しているのかもしれないけれど。。。

あした3巻から10巻まで全部買っちゃうかもしれません!

二ノ宮先生のサイトはやっぱりよっぱらいです。→二ノ宮先生のサイトへ
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世界一感動する会計の本

<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門]
<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門]
山田 真哉

なるほど。。。
元銀行員の私としては、会計のことはかなりわかっていたつもりなのだが、この本を読むと目からうろこというのか、とにかく感動もんです。

お金を貸す人、借りる人と考えて、借方を「自分」、貸方を「他人」と分類する方法は非常にわかりやすい。なるほど借方、貸方の本来の意味がわかったよ。いままでは、かかたはひだ!とか無茶な覚え方をしていたのが、馬鹿みたいだ。

減価償却のことや、貸倒引当金繰入などの仕訳の仕方も後ろの方に解説してあり、仕訳のアウトラインはこの本でほぼ理解できるような気がする。

私は今日の行き帰りの1時間程度の電車で読破しました。こんな簡単に会計の基礎が身につく本はないのではと思います。

今月末には人気シリーズ「女子大生会計士の事件簿」が角川文庫で発売されるとのこと。楽しみです。

☆☆☆☆☆ 公認会計士をめざすすべての初学者におすすめ!われら中年サラリーマンにもいいですね!
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神霊の国日本

神霊の国 日本―禁断の日本史
神霊の国 日本―禁断の日本史
井沢 元彦

最近、TVで陰陽道の映画を見てから、古事記に興味を持っている。

この本の中で怨霊神をまつる出雲大社と宇佐神宮の話が出ているのだが、とても興味深い。なぜかこの2つの神社だけが四柏手なる作法をおこなっていることから著者が非常に面白い推論を立てている。

詳しくは著書を読んでほしいのだが、宇佐神宮は八幡宮の総本山ということで、私が日頃お世話になっている某八幡宮も関係していると思うと、なんだかわくわくしてくる。ああこういうふうにつながってるんだということがわかる。

家の近所には古墳がたくさんあるんだけど、一体仁徳天皇って誰?という感じだ。日本の歴史をちゃんと勉強しなければ…と思う今日この頃です。
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大人の責任

大人の責任―いま子供たちに何を伝えるべきか
大人の責任―いま子供たちに何を伝えるべきか
木村 貴志

今、日本が行き詰まっている原因の一つに「教育の崩壊」がある。この本ではともすれば右だの左だのとイデオロギー論議よろしく全く前へすすまない教育界に殴り込みをかけるような議論を次から次へとくり出しいく。対談の形だが、小林よしのりや金美齢、西村眞悟、櫻井よしことくれば、弱腰のサヨク連中はちょっと怖じ気づいてしまうのではないだろうか。

いま、日本に必要なのは、ハッキリとしたバックボーンを持って、教育を語ることであって、子どもに対して弱腰に対応して、どうしようもない馬鹿を増産することではないはずだ。歯切れのいい議論を読んでいると、どうしてこういう話が世の大勢を占めないのか不思議な気がする。

最近、古事記、日本書紀を調べようと簡単な解説本を買おうとしたのだが、子ども向けのコーナーには三国志や中国の古典や聖書の本はたくさんあるのに、なぜか日本の歴史書である古事記、日本書紀が全く無いのだ。いったいどういうことだろう?何かわざと避けているとしか思えないような感じなのだ。この本の中で渡部昇一が戦後の左翼は古事記、日本書紀を抹殺しようとしていると述べているが、実感として納得できる。

自虐でやんすと小林よしのりは雑誌「わしズム」の中で何度も語っているが、日本人はやはり国旗「日の丸」に誇りを持ち、神話の世界から日本人をちゃんと教育する必要があるとつくづく思う。

海外を旅していて、日の丸を見た時の安堵感はなんとも言えないものがある。是非、日本の子どもに自国を誇りに思う教育を徹底するべきだと痛感する。修身という形でなくても良いから、道徳教育の徹底をはかってほしいものだ。
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八百長経済大国の最期

まんが八百長経済大国の最期
まんが八百長経済大国の最期
ベンジャミン・フルフォード, 藤波 俊彦

「日本がアルゼンチン:タンゴを踊る日」という本で有名な著者の最新刊。藤波氏のまんががおもしろく、1日で読破。

薄々感じている小泉政権のいいかげんさをこれでもかと認識させてくれる本。あれだけおかしな内閣改造をおこなってもいまだに支持率が高い。誰が支持しているんだろうと不思議に感じるのはわたしだけではないはず。

いろいろな本で指摘されている、日本の財政危機を非常にわかりやすく説明した本。すごい角度から見た日本像ですが、正論と感じます。

日本が破たんする前にアクションをおこしたくなります。
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内側から見た富士通〜「成果主義」の崩壊

内側から見た富士通「成果主義」の崩壊
内側から見た富士通「成果主義」の崩壊
城 繁幸

成果主義なんて、ろくなことがない。富士通の凋落の原因を「成果主義」に絞って描かれたこの本は非常にリアルでわかりやすい。

私が以前勤めていた某メガ銀行も非常に良く似ていた。「理不尽な能力評価」、「権力を握った人事部」、「第2人事部と化した労働組合」、「頑張って成果をあげても評価されない総務部門」、「評価ダウンをおそれた無理をしない目標設定」、「評価者に対する受け狙いのごますりの横行」、「仕事を奪われないように部下に重要なことを教えない」、などなど、とにかく社員のやる気を削ぐには「成果主義」の導入がもっとも効果的だ。

導入以前だって、あの銀行は実は成果主義だった。ところが、ここ最近業績が悪くなってからは、本当に給与カットだけが目的の成果主義に変わってきていた。めちゃくちゃ頑張っても月収5千円あがるだけで、失敗すると2万円さがるしくみ。部門を異動すれば5万円下がるという制度もあり、これだと、10年たたないと取り戻せない。こんなんでどうしてやる気がでるというのだろう。

日本は聖徳太子の時代から「和をもって貴しとなす」国民だったはずだ。勝ち組とか負け組とかいうアングロサクソン的な競争文化ではなく、「和」の精神を大切にした集団経営を行っていかなければ、たちまち滅茶苦茶になっていくような気がする。

現実にいろんな企業にこの「成果主義」が導入されたことで、日本は破滅の道をくだっているような気がするのは著者だけではないはず。
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